火災保険の現状:自然災害の増加と保険料の上昇

自然災害の増加とその影響

火災保険は保険業界として13年連続で赤字となっています。異常気象による自然災害の増加に伴い、保険金の支払いが増えているためです。ニュースでも「数十年に一度の大雨」といったフレーズを耳にする機会が増えたように感じますが、今までは起こることのなかった大規模な自然災害が頻発しており、それによって火災保険の収益は急激に悪化している現状にあります。

不正請求の問題と対策

また、損害保険協会(参考URL参照)によると、火災保険の不正請求問題が発生しており、これが結果的に火災保険の損害率の悪化に一部影響を与えているといえます。
参考:住宅の修理などに関するトラブルにご注意|損害保険協会
このことについては、私が理事・広報委員長を務めている日本損害保険代理業協会でも、お客様に寄り添う代理店の立場として、不正請求にお客様を巻き込ませないようするための取り組みも行っています。消費者庁のホームページにも掲載されており、大きな問題になってきています。

保険料の上昇とお客様への対応

そういった背景もあり、お客様に提供する火災保険の保険料は毎年値上がりを続けています。

5年前に契約したお客様に1.5倍~2倍の保険料をご提示することは、私たちにとって普通の状態になっています。そして、提示されたお客様も事情を説明すると素直にご理解いただけるケースが多いように感じます。

とはいえ、実際には火災保険の値上がりはお客様の家計に影響を及ぼすことでもあります。

弊社では、火災保険の必要性を改めてお伝えしたり、補償内容・補償範囲の再確認を行うなどして、お客様にとって最適な補償をご提供することを基本にご案内をさせていただくように務めております。

火災保険は、自然災害や予期せぬ事故による経済的損失から私たちの財産を守る重要な手段です。値上がりしたことで保険加入が困難になってしまう場合もあるかもしれませんが、万が一の際の備えとして火災保険はきちんとした補償で手当されることをお勧め致します。

投稿者プロフィール

大和親英
大和親英代表取締役社長
大学時代は勉強はほどほどに済ませ、バックパッカー(海外貧乏一人旅)を、卒業後は父と同じ保険業界に足を踏み入れ、過酷なノルマに追われて過ごす。社会の厳しさを体験しつつも、保険を通して「人とふれあう営業」の喜びとやりがいを感じるようになりました。