人事面談|私たちは仕事をするために生きている訳ではありません。

当社では半期に一度人事面談を行っています。
営業サイドは私、大和が担当し、業務サイドは会長の山田が担当します。

営業担当者と打ち合わせをしている私は、数字の進捗状況ではなく、個人のキャリアアップや将来へのビジョンに重点を置いてじっくりと話をするように心掛けています。会社としては、営業に成果を出して貰えればありがたいのですが、むしろ「充実した人生」を過ごしてもらうことのほうが重要だと私は考えています。

一人当たり約90分間、時間をかけて色々な話を聞きます。例えば、将来的にはどういう方向へ進んでいきたいのか、そのためにはどうしていくことが必要なのかを一緒に考える、ということをしています。

社員によって、浮き沈みのサイクルの中でスランプに陥ってしまう人もいます。そういうときに「なぜ、できないのか?がんばって!」だけでは解決できないこともあります。そういうときに「どこまでは上手く行っているのか」「躓いている要因は何か」といったことを掘り下げて行って、細かい気付きを持ってもらい自己改善できるように心掛けています。
実際の例としては、生命保険のトスアップ(案件を出して、他の社員に対応してもらう)を1年以上ゼロだった社員との定期の人事面談および一対一のミーティング(毎週)を行い2年間がかりで、毎月トスアップできるように改善できたことがあります。本人も成長を実感できたのか、自信を持って楽しそうに仕事ができています。

こうした社員との対話を通して、新たな目標を設定し、社員一人ひとりが可能性を最大限に引き出して、人生を豊かに過ごしてもらえればと考えています。

今回の事例は営業面での改善でしたが、実際の語りかけの中には、「(仕事・私生活含めて)5年後10年後にどうありたいのか」といった問いかけなども行うようにしています。人生の中で多くの時間を仕事に費やしますが、仕事をするために生きている訳ではありません。「私生活をどう充実させて生きるのか」ということも一緒に考えていきたいと思っています。

投稿者プロフィール

大和親英
大和親英代表取締役社長
大学時代は勉強はほどほどに済ませ、バックパッカー(海外貧乏一人旅)を、卒業後は父と同じ保険業界に足を踏み入れ、過酷なノルマに追われて過ごす。社会の厳しさを体験しつつも、保険を通して「人とふれあう営業」の喜びとやりがいを感じるようになりました。